「ベーコンエピ」
カリッとした食感にベーコンの塩気が美味しいですよね。
見た目もとってもおしゃれパンです。
この成形、一見難しそうにみえますが、意外と簡単です。
コツをつかめば、パン屋さんみたいな素敵なベーコンエピが作れますよ。
カリッとする美味しさの秘密やベーコンエピの意味についてもお伝えします。
それでは早速作っていきましょう!
材料(4個分)
材料 | 分量 | 備考 |
Aリスドォル(準強力粉) | 115g | |
A砂糖 | 大さじ1 | |
Aドライイースト | 小さじ1 | |
Bリスドォル | 115g | |
B塩 | 小さじ1/2 | |
水 | 150cc~ | 40℃くらいのぬるま湯 |
こめ油 | 大さじ1 | サラダ油、太白ごま油でもOK |
ベーコン | 4枚 | ハーフベーコンなら8枚 |
ブラックペッパー | 適量 | 粗挽きがおすすめ |
作り方
①A、Bの材料をそれぞれのボウルに計量します。
② Aのボウルのイーストをめがけて水を入れ、よく混ぜます。
ここでイーストをよく溶かしておきましょう。
③AのボウルにBを入れてさらに混ぜます。
まとまってきたら台に出してこねます。
④時々V字ごねを入れながらこねます。
グルテンの膜が張り、丸めたときに表面がなめらか、
弾力があればこねあがりです。
⑤一次発酵40℃25分~
⑥フィンガーテスト、ガス抜き。
生地を4分割して丸めなおします。
⑦ベンチタイム10分
生地に濡れぶきん、ラップをかけておきます。
はさみで生地を切り、エピの形にしていきます。
⑧成形
⑨二次発酵
成形に10分ほどかかったので、オーブンレンジの発酵機能で10分。
その後、オーブン予熱を220℃で入れます。
オーブンの予熱が上がるまで15分ほど室温で発酵させます。
⑩焼成
霧吹きで生地の表面を軽く濡らし、220℃で約15分焼きます。
焼き色にムラが出るので、オーブンの天板を3分前に反転させましょう。
成形のコツは思い切ってはさみを入れること!
はさみを斜め30度くらいにして、思い切って深めにチョキンと切りましょう。
そして、切れた部分を左右に交互にしていきます。
くれぐれも生地を全て切ってしまわないように気をつけてくださいね!
美味しいアレンジのご紹介
簡単にできるアレンジを紹介します。
- ベーコンチーズエピ
成形時にベーコンの上にシュレッドチーズ(溶けるチーズ)を乗せるだけで簡単にアレンジできます。
- ウインナーエピ
- 丸みのあるベーコンエピ
この成形は、はさみの角度を斜め45度くらいにするとできます。切ったあとに尖る部分は、手で形を整えましょう。
なんとエピの尖っている部分で子どもやお年寄りの方が口の中を怪我されて、パン屋さんにクレームが入った例もあるそうです。
カリッと食感にはモルトを使おう
今回、準強力粉「リスドォル」という粉を使用しました。
「リスドォル」は 「フランスパン専用粉」とも呼ばれていて、
主にハードパン作りに使用されます。
フランスパンに限らず、スコーンなどを焼いても美味しいですよ。
ちなみにリスドォルには、普通の強力粉と違い、「モルト」と呼ばれる麦芽が含まれています。
リスドォルがない!そんなときはモルトパウダーで代用しよう
もし、リスドォルがない場合は、普通の強力粉にモルトパウダーを小さじ1/2ほど入れましょう。
パンにカリッとした食感、焼き色を出してくれます。
モルトパウダーは、主にハード系のパンを作るのに使用します。
あまり頻繁に使用するものでもないので、少量のもので十分です。
私が知る限り、富沢商店さんのこの商品が一番少量です。
「エビ」じゃない!ベーコン「エピ」です。
ベーコンエピはフランス発祥のパン。
「エピ」とはフランス語で「麦の穂」のことです。
パンの中にベーコンが入っているので、「ベーコンエピ」と呼ばれています。
トゲトゲしている形やベーコンのピンク色が、「エビ」も連想させるような形ですよね。
実は私も初めて見かけたときはエビだと勘違いしていました。
おすすめの食べ方
「麦の穂」だけにビールのおつまみとしてもよく合います。
私はよくランチに食べますが、塩気のあるパンなので、サラダと一緒に食べるのが美味しいです。
ハード系のパンはなかなか手でちぎりづらいですが、
エピなら手で簡単にちぎれるので、お外でのランチにもおすすめです。
まとめ
ベーコンエピは、コツをつかめば簡単におしゃれな成形ができちゃいます。
ぜひ、「麦の穂」の形を作ってみてください。
カリッとした食感には「リスドォル」または「モルトパウダー」を使用するのがおすすめです。
アレンジなども楽しみながら、「ベーコンエピ」を美味しくいただきましょう。